第6回 公開研究会|笹久保 伸「記録者の芸術・ 秩父前衛派による武甲山での実践」

 

 

日 時|2025年7月11日 (金)  16:30–18:00

会 場|多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所

 

 

 

アートとデザインの人類学研究所 第6回 公開研究会

笹久保 伸「記録者の芸術・秩父前衛派による武甲山での実践」

 

多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所では、音楽家・記録者の笹久保伸氏を講師に迎え、第6回公開研究会を開催します。

笹久保氏は、アンデスの農村地域で音楽の採集と研究を行ったのち、秩父を拠点にアートコレクティヴ「秩父前衛派」を立ち上げ、地域の信仰や民謡、歴史などの調査、そして武甲山の環境問題に向き合いながら、多領域にわたる活動を展開してきました。

本研究会では、音楽家であり記録者でもある氏による、武甲山をめぐる芸術実践について、記録写真・映像・音源などの資料とともに、演奏を交えてお話しいただきます。後半には、椹木野衣所員をモデレーターにディスカッションも行います。

 

 

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◉開催概要

 

講 師  笹久保 伸 (音楽家・記録者)

日 時  2025年7月11日(金)16:30〜18:00(開場 16:10)

会 場  多摩美術大学 八王子キャンパス・アートとデザインの人類学研究所(アクセス

対 象  本学学生・教職員、学外一般

 

※参加自由 / 事前申込不要(当日会場にて記帳をお願いします)。

※定員は40名程度。満席の際は入場をお断りする場合があります。

※本研究会は「現代美術ゼミ」との合同開催のため、履修学生の参加を優先いたします。

 

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◉講師プロフィール

 

笹久保 伸 Shin  SASAKUBO

音楽家・記録者。埼玉県秩父郡横瀬町出身。幼少期よりクラシックギターを学び、高校卒業後、2004年にペルーへ渡る。

アンデスの農村地域で音楽の採集と研究を行いながら、アヤクーチョ出身のギタリスト、ラウル・ガルシア・サラテ(Raúl García Zárate)ら伝説的音楽家たちに師事し、アンデスの伝統的ギター音楽を学ぶ。2005年、ファースト・アルバム『Adios Pueblo de Ayacucho』をリリース。帰国後の2009年より、秩父を拠点にアートコレクティヴ「秩父前衛派」としての活動を開始。音楽、映画、写真、美術、演劇など多領域にわたる作品の発表、秩父地域の信仰・民謡・歴史などの調査や武甲山をめぐる環境問題にも取り組んでいる。主な作品に、映画「PYRAMID—破壊の記憶の走馬灯」(山形国際ドキュメンタリー映画祭、2015年)、《ダイナマイト・トラヴァース変奏曲》(瀬戸内国際芸術祭、2016年)、写真集『武甲山-未来の子供たちへ-』(キラジェンヌ、2017年)などがある。2025年4月には、アンデス音楽の呪術的・魔術的なサウンドを凝縮した通算43作目のアルバム『Layqa Taki』を発表。現在開催中の展覧会「AWAZU HOUSE INTO THE FUTURE! 粟津潔邸(1972) アワヅハウス、過去、現在、そして未来へ!」(AWAZU HOUSE ART CENTER)に出品。

 

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お問い合わせ

多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所
〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723 メディアセンター4F